ティーンアカウントは、若年層(13~17歳)を保護するためにプライバシーやコンテンツ制限が強化された特別な設定です。
2024年9月にアメリカやイギリス、カナダやオーストラリアで一足先に導入され、日本では2025年1月から導入されました。
本記事では、インスタティーンアカウントの解除方法はあるのかや設定方法、主な機能についても詳しく解説します。
解除後の注意点も紹介するので、安全に利用を続けるための参考にしてください。
- インスタティーンアカウントの解除方法は?
- インスタティーンアカウントの設定方法
- インスタティーンアカウントの機能一覧
それでは詳しく見ていきましょう。
インスタティーンアカウントの解除方法
インスタのティーンアカウントの解除はできるのでしょうか。
残念ながら、ティーンアカウント自体の解除はできませんが、いくつかの方法で制限や設定を調整することができます。
以下に具体的な方法を紹介します。
①ペアコントロール機能を利用して設定や制限を調整する
ティーンアカウントは、保護者によるペアコントロール機能で、設定や制限を調整することが可能です。
ペアコントロールを利用する条件
ペアコントロールを利用するには、いくつかの条件があります。
- お子さんと保護者のどちらもがインスタアカウントを持っている
- お子さんは13歳〜17歳で、保護者は18歳以上
- お子さんと保護者、どちらもがペアコントロールを承認する
ペアコントロールの設定の仕方
続いてペアコントロールの仕方についてご紹介します。
- マイページの右上の「三」メニューのをタップします。
- ファミリーセンターをタップします。
- 「開始する」をタップします。
- お子さんのアカウントを選択しするか、フォローしていない場合は「代わりにリンクを作成する」をタップし、リンクを発行します。
- リンクをLINEやメッセージなどで相手に送ったら、48時間以内に認証してもらえばペアコントロール機能が使えるようになります。
▶詳細については、インスタのヘルプセンターをご覧ください。
③アカウント削除への異議申し立てを行う(13歳未満)
2025年1月以降、13歳未満でインスタアカウントを持っている場合、アカウント自体が削除されてしまいます。
インスタのティーンアカウントは、登録時に入力した年齢に基づいて自動的に設定されるので、年齢情報が間違っている場合は異議申し立てを行うことでアカウントを復活できる場合があります。
異議申し立てで用意するもの
異議申し立てを行う際には、本人確認書類と本人の写真が必要になります。
写真付きの身分証明書(パスポートやマイナンバーなど)があれば1つの提出で問題ありませんが、写真付きでない書類の場合は、2つの身分証明書が必要です。
具体的な書類などはインスタのヘルプセンターをご覧ください。
異議申し立てする手順
異議申し立てする手順は下記の通りです。
- 「あなたはInstagramを利用できる年齢条件を満たしていないようです」というメッセージが表示された下部にある「異議申し立て」をタップします。
- 画面に従い、用意している身分証明書を提出します。
インスタ側が、改めて誕生日を確認し、誤りがあることが判明すればアカウントが復活されます。
審査については1か月ほどかかる場合があるので気長に待つのが良いでしょう。
③誕生日を再設定する(18歳以上で誤ってティーンアカウントになっている場合)
年齢が18歳以上なのにも関わらず、誕生日の設定の誤りなどでティーンアカウントに設定されてしまっている場合、誕生日を変更することで通常のアカウントに戻すことができます。
誕生日を変更する手順は下記の通りです。
- マイページの右上の「三」メニューのをタップします。
- アカウント設定内「個人の情報」をタップします。
- 誕生日をタップし、「編集」から正しい誕生日に変更ができます。
場合によっては身分証明書が要求される場合がありますので、事前に準備しておきましょう。
インスタティーンアカウントの設定方法
インスタのティーンアカウントの設定方法はあるのでしょうか。
結論から言うと、ティーンアカウントは自動的に設定されます。
インスタのティーンアカウントは、予め設定されている誕生日によって自動的に設定されるため、自動的にティーンアカウントに移行されます。
よって、ティーンアカウントに設定したい場合は、誕生日を正しい誕生日にすれば自動で設定が完了します。
インスタティーンアカウントの機能一覧
ティーンアカウントでは、ユーザーの安全を守るために特別な機能が有効化されています。以下はその主な内容です。
①非公開アカウント
13~17歳の新規アカウントはデフォルトで非公開設定され、16歳未満は保護者の許可がなしでは公開することはできません。
16~17歳については、保護者のコントロールがない場合、許可なしで公開に変更が可能です。
②メッセージ制限
フォロー中のアカウントや過去に接触した相手からのみメッセージを受信が可能です。
③タグ・メンション・リミックス制限
タグとメンションはフォロー中の人のみ許可されています。リミックスはフォロー&フォローバックしている人限定で許可されています。
④不快なコメント・メッセージ非表示
非表示ワード設定で不快なコメントやメッセージリクエストを自動で非表示にされます。
※メッセージ非表示設定はウェブブラウザでは未対応。
⑤不適切コンテンツの制限
発見・リール・検索結果で不適切なコンテンツが表示されにくい設定にされます。
⑥スリープモードの自動適用
毎日22時~翌7時にスリープモードが自動適用(通知ミュート、自動返信オン)にされます。
⑦利用時間制限
長時間の利用による健康被害を防止するため、1日60分利用するとリマインダー表示でアプリ終了を促す機能です。
まとめ
インスタティーンアカウントは、13~17歳のユーザーを保護するために導入された特別なアカウント設定で、安全性やプライバシーが強化されています。
2025年1月から日本でも導入され、該当する利用者の間で解除方法や設定調整についての関心が高まっています。
ティーンアカウント解除や設定調整のポイント
解除は不可ですが、以下の方法で設定を調整可能です。
- ペアコントロール機能: 保護者と連携して制限をカスタマイズ
- 異議申し立て: 年齢情報の誤りを証明すればアカウント復活が可能
- 誕生日の再設定: 18歳以上でも誤ってティーンアカウントになった場合、誕生日を修正可能
ティーンアカウントの機能
- 非公開アカウント
- メッセージ制限
- タグ・メンション・リミックス制限
- 不快なコメント・メッセージ非表示
- 不適切コンテンツの制限
- スリープモードの自動的用
- 利用時間制限
本記事でご紹介したポイントを参考に、状況に応じた対応を行い、安全で快適なインスタを楽しんでください。
最後までお読みいただきありがとうございました。