2021年秋頃から「ウィキペディアでクレオパトラを開く」「ウィキペディアでクレオパトラを表示」という謎の現象が報告され、2025年現在も話題となっています。
実際に体験した人は奇妙で怖いと感じたりしているようですが、体験していない人にはとってはどういうことなのかよくわからないと思います。
一体「ウィキペディアでクレオパトラを開く」「ウィキペディアでクレオパトラを表示」というのはどういう意味なのでしょうか。
この記事では、この謎の現象の意味や原因、対処法について紹介していきたいと思います。
この記事でわかること
- ウィキペディアでクレオパトラを開くとはどういう意味
- ウィキペディアでクレオパトラを表示の原因
- ウィキペディアでクレオパトラを開くの対処法
ウィキペディアでクレオパトラを開くとはどういう意味?
「ウィキペディアでクレオパトラを開く」とはGoogleの音声検索を使用したときに、意図せずウィキペディアでクレオパトラを検索させるように指示されることを意味しています。
その実際の指示画像は以下の通りです。
ウィキペディアでクレオパトラを表示するよう頼むことなんてそうそうあるかね pic.twitter.com/p5GLb0gSf4
— やさか (@Vivace_wlw) May 29, 2021
ウィキペディアでクレオパトラを開くってなんやねん pic.twitter.com/ogIDydsyqq
— 雪中送炭 (@oh_Uni16) December 1, 2023
「ウィキペディアでクレオパトラを表示」「ウィキペディアでクレオパトラを開く」と言ってみましょう、と出てきていますね。
いつから発生している?
この謎の現象は、2021年の秋頃から多数報告されるようになってきました。
ですが調べてみると、2020年にもこの現象に遭遇している人もいるようです。
おそらく、SNSなどで話題になり始めたのが2021年の秋からでそれ以前から現象は起こっていたのではないかと推測されます。
日本国内のみの現象?
「ウィキペディアでクレオパトラを開く」と指示される現象は、日本国内にとどまらず英語圏をはじめとする海外でも起こっているようです。
そのまま放置していても大丈夫?
この謎の現象ですが、そのまま放置していても特に問題はないようです。
使用しているデバイスなどに何か悪影響があるというような事象は、現段階では起こっていないようです。
ウィキペディアでクレオパトラを表示の原因
「ウィキペディアでクレオパトラを表示」と指示される原因について、考えられるものは以下の通りです。
- Googleの音声サービスのバグ
- 検索システムの特性
- 設定上の問題
原因①Googleの音声サービスのバグ
一番有力視されている原因は、Googleの音声サービスのバグではないかということです。
Googleアシスタントなどの音声サービスを利用したことがある人はわかると思いますが、ユーザーの音声による指示で検索など様々な操作を行う機能です。
その音声サービスに何かしらのバグが生じることで、この謎の現象が起こっている可能性が高いと言われています。
上記でも述べた通り、日本国内だけではなく世界中で発生している現象ということで、この頃に行われたアップデートが関係している可能性が指摘されます。
風呂場でオキシ漬けしてたら、触ってもないのに突然スマホが「ウィキペディアでクレオパトラを開く」を読み上げし出して、ホラー見終わった後ということもあり、風呂場で
「ヒャアっ!」
と甲高い声を上げてしまいましたとさ— いたの。 (@mitakano69Saku) August 21, 2023
上記の口コミでは、突然読み上げしだしたということで怖い感じがしますが、何かバグが起こっている印象を受けます。
原因②Googleの音声サービスの特性
Googleの音声サービスでは、音声が曖昧だったり発音の違いや周囲のノイズによって意図するものとは違うものが検索されることがあります。
Googleの音声サービスの誤認識によって、「クレオパトラ」が検索されてしまった可能性もあります。
原因③設定上の問題
Googleアシスタントのチュートリアルや設定の中に「クレオパトラを検索する」というコマンドが含まれている可能性があります。
その為、初期設定時や設定変更時にこの現象が起こってしまう原因となっているかもしれません。
ウィキペディアでクレオパトラを開くへの対処法
「ウィキペディアでクレオパトラを開く」という謎の現象が起こってしまった時の対処法は、次の通りです。
- Googleアシスタントの設定を確認
- Googleアシスタントを無効化
- デバイスのアップデートを行う
- デバイスの再起動を行う
- 発音や環境に注意する
対処法①Googleアシスタントの設定を確認
まず、Googleアシスタントの設定を確認してみましょう。
必要のない機能をオフにすることでこの現象がなくなる場合があります。
Googleアシスタントの設定メニューを開き、「アシスタント」や「音声サービス」の項目を選択します。
そして、音声認識や自動起動の設定を無効にします。
また、音声コマンドの履歴を削除することで誤認識があった場合の影響を無くすことができます。
対処法②Googleアシスタントを無効化
Googleアシスタントを完全に無効化することで、Google音声サービスによる誤作動を防ぐこともできます。
設定メニューから「アプリと通知」を選択、「Googleアシスタント」の無効化を選びます。
対処法③デバイスのアップデートを行う
使用しているデバイスが最新の状態になっているか確認し、アップデートがある場合は実行します。
デバイスのアップデートを行うことで、バグを修正に対応できることもあるので、常に最新の状態になるよう定期的にアップデートを行いましょう。
対処法④デバイスの再起動を行う
デバイスの再起動を行うことも対処法となります。
Googleの音声サービスとデバイスの間に何かしらバグが発生している場合、再起動を行うことで解消される可能性があります。
⑤発音や環境に注意する
Googleの音声サービスを利用する際は、検索ワードの発音をハッキリとさせたり周囲のノイズが入らないように環境に配慮を行いましょう。
ウィキペディアでクレオパトラを開く現象の影響
インターネットを利用していると、意図せずに「ウィキペディアでクレオパトラを開く」現象が発生することがあります。
特にスマートフォンやパソコンを使用している際に、勝手にウィキペディアのクレオパトラのページが開くという報告が増えています。
この現象が頻繁に発生すると、ユーザーにとってさまざまな不便や問題を引き起こす可能性があります。本記事では、その影響について詳しく解説します。
ユーザーへの不便さ
「ウィキペディアでクレオパトラを開く」現象は、ユーザーの日常生活において予期せぬ不便をもたらします。
例えば、会議中や集中して作業をしている最中に突然ページが開けば、作業の流れが中断され、業務の効率が下がる可能性があります。
特に、スマートフォンの音声読み上げ機能が作動すると、大きな音が出て周囲に迷惑をかけることも考えられます。
また、電車やカフェなどの公共の場でこの現象が起こると、意図せず周囲の視線を集めてしまうことがあります。
さらに、運転中に突然ページが開くと、画面に気を取られてしまい、安全運転に支障をきたす可能性もあるため、非常に危険です。
このように、意図しないタイミングでクレオパトラのページが開くことは、さまざまな状況でストレスやトラブルの原因となることがわかります。
バッテリー消耗への影響
ウィキペディアのクレオパトラのページが勝手に開くことで、スマートフォンやタブレットのバッテリー消耗が加速することがあります。
特に、音声読み上げ機能が作動すると、画面の表示やスピーカーの使用によって通常よりも多くの電力が消費されるため、バッテリーの減りが早くなります。
この影響は、長時間外出している際や充電ができない環境では特に深刻になります。
例えば、通常なら一日中使用できるバッテリーが、この現象が頻発することで数時間しか持たなくなる可能性があります。
また、バックグラウンドで動作しているアプリや音声認識機能が影響を受けると、さらにバッテリーの消耗が激しくなることも考えられます。
その結果、充電の頻度が増え、モバイルバッテリーが必須になるなど、利便性が大きく損なわれることになります。
プライバシーの懸念
「ウィキペディアでクレオパトラを開く」現象は、プライバシーの観点からも問題視されています。
この現象が音声認識機能と関係している場合、デバイスが常に音声を聞き取っている可能性があるため、個人情報が意図せず収集されるリスクが高まります。
例えば、仕事の会話や個人的な話が録音されることで、プライバシーが侵害される可能性があります。
また、頻繁にクレオパトラのページが開くことで、ウェブの閲覧履歴に特定の傾向が記録され、ターゲット広告の増加や第三者によるデータ収集が行われるリスクも考えられます。
このような情報の蓄積が、知らないうちに個人の行動パターンを特定される原因となることもあるため、注意が必要です。
グローバルな視点
「ウィキペディアでクレオパトラを開く」の現象は、日本だけでなく世界中で報告されています。
この問題は特定の地域や言語に限らず、多くのインターネットユーザーに影響を与えています。
特に、Googleの音声認識機能やAIアシスタントを利用している人々の間で発生することが多く、各国のユーザーが困惑しています。
日本以外での発生状況
「ウィキペディアでクレオパトラを開く」現象は、アメリカやイギリスをはじめとする英語圏の国々でも確認されています。
特に、2021年10月頃からアメリカのテクノロジーフォーラムで関連する投稿が急増し、多くのユーザーが突然クレオパトラのページが開く問題について議論しています。
英語圏だけでなく、フランス、ドイツ、スペインなどの非英語圏の国々でも類似の報告があり、言語や地域設定に関係なく発生していることが分かっています。
ただし、発生頻度や症状には若干の違いがあり、特定の言語設定で誤認識が起こりやすい傾向があるとの指摘もあります。
これらの状況から、この現象はグローバルな問題であり、多くのユーザーが共通の課題として認識していることが分かります。
国際的な対応と解決策
Googleは「ウィキペディアでクレオパトラを開く」の現象に対し、世界的な規模で対応を進めています。
2022年初頭には、音声認識システムのアップデートが行われ、誤認識による不具合が減少したと報告されています。
また、各国のGoogleサポートチームがユーザーからの問い合わせに対応し、解決策を提供しています。
具体的な対策としては、Googleアシスタントの設定を見直すことが有効です。
例えば、「Ok Google」の音声検出をオフにする、特定のキーワードに対する反応を無効化するなどの方法があります。
また、デバイスのソフトウェアを最新の状態に保つことで、不具合が解消される場合もあります。
国際的なユーザーコミュニティでは、こうした対策情報が共有されており、互いに助け合う動きが活発になっています。
クレオパトラについての基本情報
クレオパトラの生涯
クレオパトラは、紀元前69年にエジプトのアレクサンドリアで生まれました。
彼女はプトレマイオス朝の最後の女王として知られています。
クレオパトラ7世として即位し、弟のプトレマイオス13世との共同統治を経験しました。彼女の人生は、ローマの有力者たちとの関係によって大きく形作られました。
特に、ガイウス・ユリウス・カエサルとの出会いは彼女の運命を変えました。
カエサルとの間に息子カエサリオンをもうけ、その後マルクス・アントニウスとの関係で3人の子供を産みました。
しかし、オクタウィアヌス(後のアウグストゥス)との戦いに敗れ、紀元前30年、38歳で自ら命を絶ちました。
政治的影響力
クレオパトラの政治的影響力は、エジプト国内外で顕著でした。
彼女は多言語を操り、外交手腕に優れていました。
ローマとの関係を巧みに利用し、エジプトの独立を維持しようと努めました。
カエサルとの同盟により、エジプトの王位を確固たるものにし、アントニウスとの関係では東地中海地域での影響力を拡大しました。
彼女の統治下でエジプトは繁栄を享受し、アレクサンドリアは文化と学問の中心地として栄えました。
しかし、最終的にはローマとの対立により、エジプトはローマ帝国の属州となりました。
クレオパトラの政治的手腕は、古代世界の権力バランスに大きな影響を与えました。
文化的遺産
クレオパトラの文化的遺産は、現代にまで強い影響を与え続けています。
彼女は美と知性の象徴として、数多くの芸術作品や文学作品に登場します。
シェイクスピアの戯曲「アントニーとクレオパトラ」や、エリザベス・テイラー主演の映画「クレオパトラ」など、彼女をモチーフにした作品は枚挙にいとまがありません。
また、クレオパトラの名は化粧品や美容法にも使用され、彼女の美しさは今も人々を魅了し続けています。
学問の面では、アレクサンドリア図書館の保護者としての役割も重要です。
彼女の時代のエジプト文化は、ギリシャとエジプトの融合を象徴し、後世のヘレニズム文化に大きな影響を与えました。
現象とクレオパトラの関連性
なぜクレオパトラのページが開くのか
クレオパトラのページが突然開く現象は、主にGoogleの音声サービスの誤作動が原因です。
この問題は2021年秋頃から報告が増加しており、特にGoogleアシスタントを使用しているユーザーに多く見られます。
音声認識システムが周囲の音や会話を誤って「クレオパトラ」と解釈し、自動的にウィキペディアのページを開いてしまうのです。
また、Googleアシスタントのチュートリアルや設定例に「クレオパトラを検索する」というコマンドが含まれていることも一因とされています。
これにより、初期設定時や更新後に意図せずこのコマンドが実行される可能性があります。
さらに、「クレオパトラ」という名前が比較的珍しく、音声認識システムが誤認識しやすい特徴的な音の組み合わせを持っていることも、この現象が頻発する理由の一つかもしれません。
クレオパトラに関する一般的な関心
クレオパトラは古代エジプト最後のファラオとして、歴史上最も有名な人物の一人です。
彼女に対する一般的な関心は、その劇的な生涯と政治的影響力に集中しています。
特に、ガイウス・ユリウス・カエサルやマルクス・アントニウスとの関係は、多くの人々の興味を引きつけています。
また、クレオパトラの美貌と知性に関する伝説も、彼女の人気の一因です。彼女は多言語を操り、学問や芸術にも造詣が深かったとされています。
さらに、クレオパトラの最期の物語や、彼女がエジプトの独立を守るために行った政治的駆け引きも、多くの人々を魅了しています。
このような多面的な魅力が、クレオパトラに対する持続的な関心を生み出し、結果として彼女に関する情報が頻繁に検索されるという現象につながっているのかもしれないですね。
まとめ
今回は「【2025最新】ウィキペディアでクレオパトラを開くとはどういう意味?対処法も解説!」ということでまとめてみました。
「ウィキペディアでクレオパトラを開く」とはGoogleの音声検索を使用したときに、ウィキペディアでクレオパトラを検索させるように指示されることを意味しています。
この現象の対処法としては、以下の5点が考えられます。
- Googleアシスタントの設定を確認
- Googleアシスタントを無効化
- デバイスのアップデートを行う
- デバイスの再起動を行う
- 発音や環境に注意する
ですが、Googleの音声サービスによるバグの場合、上記対処法では解決しない場合もあり得ます。
その際は、放っておいても特段問題はないので、バグが解決されるのを待つしかなさそうです。